[慈しむような水精の声が苦しかった試練の終わりを告げる。二人共に力を認められたことが、何よりも嬉しかった。優しい癒しの力を感じ、身を委ねていると幼い水精たちの歓喜の歌が聞こえた。指先に触れる熱と瑠璃色の光に驚くうちに右の人差し指には、水精からの贈り物] ――お揃いだね。[そう口にして、相棒に嬉しそうに流水紋の指輪を見せた*]