― 陸戦場 ― ……え? ……あ、ああ。そうだな。 前線は今、少しの戦力も惜しい。 ――――……アリーセ、ありがとう。 ただ。済まないがコンラートが戻るまでは、部隊の誰かとは行動を共にしてくれ。[>>244思わず漏れた呟きは一瞬。珍しい、というのが本音ではあるが。今は何より、戦力が貴重だった。アリーセはコンラートが見張っている……とは言え。逆に言えば、コンラートが居る事によってアリーセはある程度、護られてもいるのだ。当人達や周囲の認識は、また、異なったかもしれないが。]