ー執務室・夕刻ー
[この時間ならば、以前なら執務をほぼ終わらせ街に繰り出しでもしていただろうか。
いくら調べようが書こうが、一向に思考は嵩むばかりで。]
…これもいつ渡せるものかわからないな。
[机の脇、人目に付かない所にシュナウザー宛の書簡。内容は玉座でのドロシー・ブライアンの件について。もう一つはー]
…はい。
アレクシス参謀ですか。お入り下さい。
[…調査の件だとしても、なぜ私の所へ彼が。>>236
軍部の人間だ、一応警戒しておこうか…?
ー書簡のもう一つは、暗殺の件。軍部が絡んでいた場合の話だった。
まあ尤も、ここ数日の動向を見る限り外国は攻め入るにしてもまだ準備不足。最も警戒する北の国でさえ大した動きはない。
軍部の可能性が高いと言えるだろうが。*]