―???―[月が輝く夜、生まれた少年がいました。少年は歌うこととお絵かきが好きでした。母からもらった、月の石と月の涙、をお守りにして大事にしていました。少年は変わってることがありました。そのせいでよくひどいことをされることがありました。それでも少年は自分のせいだと思って何も言いませんでした。助けを求めず、そのままにしたりしていました。少年は人が好きでした。どんな人もきっと大丈夫だと思っていました。――なかよしの子が一人、いなくなるまでは。]