人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


純血種 アプサラス

― →二階個室 ―

[やがて駆け込んだ部屋、息子の姿が真っ先に目に飛び込んでくる]


 ――――…シメオン、無事で……、ッ

[分かっていた。息子が酷く傷を受けたなら、その位直ぐに知れると。
己の目でも確かめて漸く、すぐ傍に居るジークムントの腕から流れる鮮血に視線が止まった]


 ……ジークムント様、

[小さく息を飲み、言葉が継げなかったのは、酷く痛々しいその傷を案じたのもあるが。
真っ先に目がいくべき筈の所に、そうできなかった己に愕然として]

(245) 2014/02/20(Thu) 23:23:58

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