―宿の備蓄庫―
[ヴァルター>>226とオットー>>228の食料不安を耳にし、食堂から離れ、備蓄の確認に移動した。
冬の低温貯蔵に適した環境になるよう作られているため、気温はずいぶんと低い。]
あ、やっぱり。
[レジーナなら雪の酷い時期には粉や芋を備蓄しているはず。干し肉とチーズもそれなりに。
―そう思って備蓄庫を確認に来たが、やはりいろいろあった。
雪で身動きが難しい時期に滞在し続けても、全く出かけずにいつもおいしい料理を作ってくれるんだから、あるとは思っていたが。]
――でも、何でこんなにヴルストが無いんだろう?
[昨夜、遅くまでゲルトが食堂で酒盛りをしていたことは知らない。
料理が出来ないゲルトが肴に持ち出したのだろうか。]
でも、これだけあれば2〜3日は何とかなるんじゃないかな…?
[呟いた頃、また遠くで咆哮のような音が聞こえたような。風鳴りだろうか。あるいは…]