人狼物語−薔薇の下国

68 Es2nd― 緋の世界に滲む月 ―


備品係 ジェフロイ

[王子がEsからの贈り物を喜ぶ…という言葉を耳にすると、じっとベリアンの瞳をみつめた]

王子は…私達からだから、と特別には思われないだろう。
受取った時のお心のままに…。喜ぶ時もあれば、気になさらない時もあるだろうね…。それはベリアンが良く知っていると思っていたよ。…ベリアン、君達の方が…ずっと王子に大事にされている。
特に君は…王子のお気に入りだ。自覚が無いのか。

[そう言葉を掛けると、静かに目を逸らして呟いた]

純粋な愛情は届いていると思うよ。
だから重用されているのだろう。

[どこか苦い思いが滲んでいないか、整えた笑みから心が漏れないように…と注意を払った。

気に入られているだろうよ。心酔者として。
絶対に裏切らない手駒として、な。

それでも、ベリアンに罪は無い。無邪気に慕う姿には穏やかな笑みを返すのみ]

(245) 2013/09/29(Sun) 19:01:03

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