[メモを渡した後、一度自室に戻る。この事態にどう対応したらいいのか、と少し落ち着いて考えたかった。ふと、テーブルを見やるといくつかの手製の栞が目に付いた。ローレルに上げる約束をしたことを思い出し、物色した後にとあるファンタジー小説の主人公が手にしていた杖を模した、普段より厚めで模様通りに削りを入れた栞をポケットに入れ、会議室へと向かった]