人狼物語−薔薇の下国

238 奪還試験


闇の精霊 ルートヴィヒ


 ―――…、それは愉しみです。

[言質は取ったとばかりに、揺れる語尾を補強する。>>228
それにあわせて、広がる闇手は互いの身を包み込み、
一度大きな球体を造ると水面を打つに似た音を残し、影に紛れ。

己の支配下にある森は庭に等しく、影を伝い距離を無に返す。
雫が宵闇を経由するのはほんの僅かな間だけ。
彼女にとっては瞬き程度の経過。

再び影から生まれた雫が球体のまま膨れ上がり、
闇は幕を引くように退いて、開ける視界。
次に見た世界は寝台の天蓋裏ではなく、明かず森の藍色。]

(245) 2014/08/17(Sun) 16:29:01

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby