[手応え。 とは言え、弾き飛ばすほどの威力はない。 恐らくは、そのままの軌道でこちらに突っ込んでくるだろう。 そう予測して、即座に術解き、後ろへ躱そうと下がる。 常ならば、躱しきったであろうけども。 今は、闇刈人の苦手な、木が支配する場。] ―――っ!?[僅かに遅れ、左肩をその踵がぶち当たり。 背中から壁に、吹き飛んだ。]