ええと、ほんと、もう下りちまった身だから、
言えることなんて、ないのかもしれないけど。
でも、今度こそ、
ドロシーをもうそんな目に遭わせないように、
ちゃあんと、守りたいと思う。
これでも腕っぷしだけは、取り柄だから!
少なくとも人間相手なら、そうそう負けないし、
人狼相手でも、きっと、ドロシーは逃がせる。
[ゆるり、立ち上がろうとするその身を、叶うなら手を差し伸べて、支えようとするのだけれど。
警戒をしていないその身は、
自身を守ることを、しようとはしていない。
もし何かが起こるとしたら、対応はきっと、遅れるだろう。]*