人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


帝国扶翼官 ルートヴィヒ

[声を掛けた直後、ウェルシュの視線が記憶の中を彷徨ったように見えた。
もう10年も前のことではあったし、忘れられていても仕方がない。説明を付け加えようとした時、彼の目が理解の形に開かれた。]


 思い出していただけましたか。
 お互いに、ずいぶんと大きくなってしまいましたからね。
 身体も、立場も。


  ── あの時の、あなたの夢は叶いましたか?


[追憶のひとかけらを、差し出した指の先に乗せる。]

(244) 2015/11/11(Wed) 21:47:57

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