[>>229鋭い掛け声と共に、幼馴染が握っていた剣を戻し、ショーテルを抜くのが見えた。]――…っ!![右に横薙ぎされたショーテルが一瞬欠けた視界から消え、再び捉えた時には男を襲っていた。戦斧を振り上げていた男の上半身は無防備そのもの。振り抜くつもりだった斧は進攻を阻まれ、ショーテルの鎌状の刃が男の右上半身を傷つける。僅かに身体を逸らす事は出来たものの、消して傷は浅くない。]