『……おにいさん?』[こて、と首を傾げて問いかけてくる幼子に、なんだそりゃ、と思ったのは一瞬]ん……ああ、そう、か。そうなるな。主様に話を聞いて、きみを探してた。同じ火と陽の同胞だよ。[言いながら、幼子の前に膝を突く。自然、礼の姿勢となるのは自分よりも上位の存在との理解があるから]