……「役目」?[その言葉>>204を前置きとしてフリーデルが始めた話は、全てが信じられない話というわけではなかった。人間と人狼を見分ける事のできる能力者――その存在は、師匠から聞いて知っているところであった。>>205無用な犠牲を出さないことを目指していたというコルネリアスの家系。>>206その試みの数々は失敗に終わったものの、挑み続けた彼らはやがては新しい方法を編み出すに至る。しかしそれは――「役目」を帯びた者の命を差し出すに等しい方法だというではないか]