[これからどうするのかと彼に問われて、一瞬浮かべるのは迷うような表情。
素性がバレることを懸念するのなら、セルウィンは彼と同行するべきではないだろう。
でも、ここですんなり別れてしまうよりかは、彼と共に行動して情報を増やした方がいい。
そんな判断を下したのは、知人である彼への情もあったのかもしれない。
そう思えば、全てを捨てるつもりでこの試練に挑んだのに、と自分自身への呆れを覚える。
僅かに目を伏せてから、意を決して彼の方へと向き直った]
契約者から、第二の試練の内容は聞きましたか?
『人狼』を全て倒すか、『人狼』と同数まで見習い魔女が減るまで、生き残らなければ試練に合格する事はできないそうです。
[それは、自分たちの置かれた状況の確認だ。
試練を勝ち抜くためには、行動しなければならない。
その事実を前提に、言葉を続ける]