[(>>228)ヨアヒムが自分自身のヤコブへの競争心に気が付いていて、向上心として良い方向へ取られている事に、オットーは気付いていない。けれども自分の事を年上の友人として見ていてくれている事にはなんとなしに。
周りは年上の友人が多かったせいか、ふたつ下のヨアヒムは弟のように可愛くて。幼い頃からヨアヒムの前では頼りになる年上の友人という幻想を壊さない様に精一杯努めていた。
(>>219)どこに行ってたのかと問えばモーリッツに知らせにいってたと聞いて「そうか、モーリッツお爺ちゃんも無事か」とほっと息を付いた。]