― カサンドラと糖分補給 ―
[不思議なことを、と。子供を斬る親はいません、と告げるカサンドラ>>196に肩を竦めた]
ああ、普通はそうなんだろうけどな。
――親でも兄弟でも実の子でも。仕事ならば躊躇はするな、殺される前に殺せ。
なんてガキの頃から叩き込まれてるから、仕事になりゃ相手が誰だろうと身体が勝手に動く。
オレを育ててくれた兄貴たちも、それで相討ちになったしな。それに……
[幼い頃、血に酔っていたとは言え、大好きだった叔母を自分の手で殺した記憶が頭を過る。
もし実の子がいても。血に狂えば、そんなことは関係なくなるのだろう]
ま、オレは実の子なんていないし、生徒たちを子供みたいに――ってのも、そう勝手に思ってるだけで実際には違う感情かもだし。
[子供のように可愛がっていても子供のように近しく思ってはいない、といわれると]
そういうもんかな。それでも――できれば皆、こんな馬鹿馬鹿しい戦で命を落とすようなことはせず。
いつか、懐かしいシュヴァルベ≪平穏の地≫に帰ってほしいとは、思ってる。
[自分にはそこに辿り着くことはできないだろうし、その資格もないけれど]