人狼物語−薔薇の下国

491 【SF人狼騒動村】Sleeping Silver SheepB〜敵は海賊!だけじゃない〜


警備員 ディーク


  今は、非常事態で自分が死ぬかと思えば、
  それはみんな、混乱もするし、
  心にもないことを言う人だって、いるかもしれない。
  全部終われば、きっと、また分かってくれる。

  ――… それに、こんなときだっていうのに、
  マーティンの後を託された責任のこと、考えて、
  エディとハーランのこと、想って。
  自分だって命が危ないときなのに。
  だからさ、無責任なこと言っちまうみたいだけど、
  すげえ頑張ってるように、俺には見えるんだ。
  ドロシーには、これから先も時間があるんだから、
  いつかは、マーティンみたいに。


[ゴールデン・グルトップが幻――その言葉に対して、今、自分が言えることなどないのかもしれない。
もう船を降りた身であるのだから、その思い出に温められて、大切な存在であったとしても、
いま渦中にあるあの船の皆のことを、知った口で語る資格はないのだろう、けれど。

ハーランは人狼であったのだろうか、やはり、その可能性の方が高いようには思える。
けれど、彼もまた、ドロシーにとって大切な“仲間”であったには、違いないのだろう。]

(243) 2017/12/02(Sat) 14:09:55

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