[飛び掛かれて、咄嗟によけようとするも、さすがに元警備部というべきか。マーティンの特殊警棒の方が速かった。>>214。] ―――……っつ!! [銃を握っていた両手のうち、叩かれた左手首に激しい痛みが奔る。痺れを感じるより先に、ガチャリと鈍重い音と共に銃が床に落ちた。]