― 天上宮・城下 ―[ようやく見つけた新たな眷属は、にこにこと嬉し気で。周囲に漂う陽気と合わせて、何かしら、良い事があったのは察しがついた]……やれやれ、まったく。[色々と思う所はあるけれど、幼子の笑みを見ていると突っ込む気にはなれず。は、とひとつ息を吐いて、手を繋ぐ二人へと歩み寄った]見つけてくれて、助かったよ。……ほんとにもう、どこにすっ飛んでいったのかと、ひやひやしてたからな。[苦笑めいた表情の後、視線を向けるのはこちらを見上げる小さき眷属]