―厩舎―
こんにちは、ヤコブ教官《せんせい》。
はい、明日はエンデュランス受験します。よろしくお願いします。
[馬の様子を見ていた教官に挨拶して、遠駆けのパートナーの顔を見に行く]
こんにちは、ナハトフルーク。
明日は君と一緒に走ることになったよ。
……カレル先輩が、僕は馬と仲良しだってさ。君のおかげだね。
[艶のある青毛を撫でながら、「美女」に語りかける]
馬と仲がいいって言えば、シェットラントもだけど……。
[同じ東寮生の同級生である、生徒会の仲間を思い出す。
物静かで威圧感も与えないのに、癖の強い馬にも懐かれてしまう彼]
どっちに出るのかな。障害も遠駆けも得意だからね、彼。