────… は、は、は!!!素晴らしい!!素晴らしいじゃないか。く、くく…それは失礼。確かに舐めていたようだ。では舐めずに狩らねばなるまいなあ。ああ…いいぞ、素晴らしい。お前ならば、アイリ以上の傑作になりそうだ。[赤い瞳を歓喜に輝かせ、人には瘴気ともなろう程の魔力を溢れ出させながら、魔は高揚した様子で男を見返した。こんなに楽しむのは、7年前以来だろうか。きらきらと瞳輝かせて、魔は武器を持たぬ両腕を宙に広げた。]