人狼物語−薔薇の下国

184 吸血鬼の共存試験


息女 アイリ

[然程人間の食物に欲を覚えないのか、進んでは食べようとしない吸血鬼の口許に、時折お裾分けを押しつける。
それが一番てっとり早かったのだ。
この際お行儀を気にするのも無粋だろうと]

 そうね、お腹の方はもう一杯。

[ご馳走様、と礼を言う声に高い音と怒号が重なった。
ぐっと手を引かれ、音の方角から遠ざけられて>>240]


 ……あ、りがと。

[少女か少年か未だはっきりしない相手に庇われる疑問も湧かず、
また礼を囁く]

 物騒ね…、あんなになるまで飲まなければいいのに。

[酒は節度を守り嗜むものとの認識故に、非難するというより
不思議そうにそちらを眺めやる。
酒で浮世の憂さを晴らすという感覚にも、まだ乏しい]

(243) 2014/05/10(Sat) 22:39:29

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby