― 天獄への移動中 ―
んでな、オレはそこでビビッと来たんよ!
あ、こんな綺麗な奴居るんかって
いやー。天使なんざ妙にプライド高い奴やと思ってな
そうそう、丁度親父みたいな感じじゃ
[肩に担ぎながら、意識の無い彼女に延々と話しかける。
簡単に意識を取り戻すとは思っていなかったから、ニコニコと嬉しそうに羽ばたいて。欲しいものを手に入れた。新しい玩具を手に入れたと言わんばかりに]
ありゃ、きっと一目惚れじゃろうな
こんなにも胸が高鳴るのは初めてじゃ
……そろそろ見えてきたで
[天獄の泉。天使を初めて飼う魔族専用の場所。例え、どんな手で入手した天使であろうと受け入れてくれるのだろうか。
そこに彼女を招き入れ。そして、意識が戻るまで見守ろう**]