[ええと。
割と不意打ちだったので。
まずはなにより取りあえず。
真顔に戻って、目の前にいる銀髪の男の方に、ぺこりとお辞儀してみた。
特に意味はない。
そして、『オジギ』という、かつて同じ船に乗ったことがある、とある文化圏の人間から教えてもらったジェスチャーが、割とローカルなものであることも、思い出せていない。
部屋の中でどのような会話があったか知らないが、警戒心を残した表情は、少々不穏な気配も感じさせる。>>233
医務室には他にも患者らしき姿も見えたので、さてどうするかと、ドアを閉めて廊下に佇んだ]*