― 王都陥落数日後・城門前 ―[舞い散る血色の煌きは、一撃で食い破られるのを辛うじて阻んだものの。この場で、これ以上刃を向けるのは、あらゆる意味で危険だ、と。そこに思い至るまで、かかった時間は短かった] ……かくなる、上は……![今の状況でそれができるかはわからない。けれど、やらなくてはならない、と。その一念が、身を動かしていた。ベネディクトの一撃>>236、それと前後するように、魔力を集中して]