[咄嗟に右側に跳ねたマーティン>>213両手で構えていた銃口の先を、その動きに流すようにして、一発撃った。弾かれるような手ごたえのあと、轟いた銃声と共に、彼の左肩で真っ赤な血飛沫が散る。かなりの激痛だろうに、飛び掛かってくる相手の異常さに、やはり人狼なのだろうと確信を深める。>>213それが、自身の死より辛い経験による心の麻痺とは気づける由もなく。]