[真っ先に深紅が捉えたのは、ローレルに切先を向けるサシャの姿>>226。 今度は間に合ったと、周りを伺えば。 床に落ちている大きな扉は、操舵室のもの。 その下に、赤い血。 誰のものか? 2対1だったのか? ともあれ今回は間に合ったのかと、深紅を再びサシャへと向ける。 その背後、現れたジルが円月輪を振り上げようとするのが見えた。>>229]