人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


魔将 シメオン

[男の反応は、その身軽さはまたしても魔の予測を上回った>>228
飛来する黒き刃を交わして頭上に振り上げられた剣、頭上に落ちるかと見えたそれを防がんと手を差し伸べ──…


 ──── ざ、と。


くるり、曲芸の如くに宙で身を捻った男の動きに魔はやや遅れた。
刃は過たず、魔の後背を切り裂いていく。
振り返る、魔の顔には苦痛ではなく歓喜の色があった。
切り裂かれた間から、ざわと濃い魔の気配が溢れ出る。]

(242) 2017/02/02(Thu) 21:51:10

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