人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


ウルケル海軍提督 ゲオルグ

 モルトガット帝国皇帝陛下は、正面から戦うのがお好きな方だ。
 ここを分かりやすく封鎖しておけば、
 恐らくはこちらの誘いに乗って下さるだろうよ。

[ゆえにこの作戦は、見透かされていても問題ない。
そう、これまでに分析されてきた、彼の戦いぶりを交えて考察を続けていく。
かの皇帝は、これまで豊かな資源と物量を背景に真正面から敵を叩き潰す、いわば正統派の戦いを好むものとして知られている。
大国の指揮官であれば、それは実に正しい。
しかも此度の戦いは、彼の理想の総仕上げだ。
であればより一層、完全なる…正面からの勝利を望むのではないかと、男は考えたのだ。]

 警戒はする必要があるが、それで、負担を減らせる。

[対するこちらは、小所帯だ。
いかに地の利、補給の利があるとはいえ海峡の片端を初っ端から押さえられた劣勢は如何ともし難いものがある。
小細工を弄してでも、どうにか手勢を取り纏めておきたいのが本音だった。]

(242) 2015/11/03(Tue) 22:53:52

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