人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


魔王 テオドール

[ 身の回りの世話をさせている人間の従卒を呼び、
 荷車の物を、本陣離れた森の中で開封し、水で薄めて複数の小瓶に詰めるように言い渡す。
 重要な任務だと聞いて、従卒は喜び勇んで出かけたが、
 彼が悲惨な顔で帰ってくることをテオドールは知っている。 ]

 お使いが出来たウェルシュには、一番槍の名誉をやろう。

[ というか、そこ以外には危なかしくて置けないのだが。 ]

 だが、今回は俺は奥に居る予定だ。
 止めてやれんから、戦い飽きたら自分で戻って来い。

 ……心配するな。
 凹陣というのは、一番早くて強い奴が本陣奥をめがけて突っ込んでくる陣形だ。
 戻ってきても、お前と遊んでくれる奴は居るだろうよ。

 もし突っ込んで来なければ、お前が戦い飽きるまでに敵陣は引き、籠城戦に移るだろうと俺は考えている。

(242) 2014/03/29(Sat) 22:50:30

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