鋼鍛侯嫡子 ファミル

─ 回想/内乱勃発後 ─

[氷竜軍へと参戦する前、父に連れられコリルスを訪れた時のこと]

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[訪問先>>227にて対面した青年からの第一声に私は目を瞠って表情を強張らせた。
一目見て見抜かれたのかと思ったが、彼の父が指摘したことで停止した思考が再度動き出す。
驚きの表情で強張ったのは僥倖だった。
これならば単に面食らっただけと誤魔化すことが出来る]