[何か困惑したように空を泳いだ視線を見れば、何を考えているかは、今回については手に取るように分かった。
ぽつりと付け加えられた呟きも、青年の耳には、確かに届いていたので]>>240
……あのな、たかがの俺の眠気と、>>221
自分の身の安全と。
[先程口の端まで上りかけたこと――…
あのメイン・サロンでの一幕で、視界の片隅に過った“ダーフィトの銃口からサシャを庇おうと動いたように見えた”>>3:372 姿が、再び脳裏を過れば。
頼むから、本当に、少しでいいから自分の身の方を心配しろ、と言いたくもなったのだけれど。
返った頷きに、安堵して表情を緩める]