[その後は、グレートヒェンからもらった花蜜をソルベとエルナトでわけるか?といって。
『半分こしよ!』というエルナトとソルベで仲良く味わうのである。
なお、半分といいながら、ソルベはだいたい総量の二割ほどしか味合わずに、残りはエルナトが味わってしまっているのだが、エルナトにとっては悪気なくこれで半分このつもりでいるのはいつものこと。ソルベは気遣いもできる良い出来る竜なのである。
そしてエルナトは考えた。
花蜜がなぜかもらえた。きっといい子で治療されたらからだ!!と。
こうしてこっそりとまたエルナトは自分に都合よく賢くなっていくのであった。]