人狼物語−薔薇の下国

477 【R18完RP村】暁天はかく語りき、


第二王子 ウェルシュ

[───その頃。
正門には、ウェルシュの命を受けた兵らが詰めかけている。
彼らは訓練された動きで小隊を組み、ある者はシュナウザーら監査局の者らを援けるべく動き、ある者らは監査局長の命>>199を受け、裏へと回るべく場を離れた。

そしてもう一隊。それらがウェルシュの命を実行すべく動く。
それは何気ない、戦力にもならぬかの動きであった。
門の脇、旗掲げるための小部屋に駆け込んだ彼らはラメールの旗を取り出す。

それを、王城の門に掲げた。
するすると登る旗は暁に陽の登るが如く、空に翻って威風を示す。
それはラメールそのもの、ラメールの誇りの象徴そのものだった。

王宮に寄せ来る者の目にも、王宮を守る者らの目にも等しくそれは映っただろう。ささやかな、ただそれだけのこと。
けれど、王国に忠誠誓う者ら>>220の心動かす一助には、なるのかも知れなかった。*]

(241) 2017/04/26(Wed) 22:04:12

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