― 中庭・綿菓子屋台 ―[白いふわふわの綿菓子と、デフォルメされた竜が書かれた看板。 綿菓子屋台の前に置かれていたそれが、土台が崩れたことで大きく傾いだ>>227]『あー? いいっていいって、これくらい直せば済むからね』[開店休業状態の中店番を引き受けていた女性騎竜師が、ひらひらと手を振った]『こんな状況だから、何か起こるってのも承知の上だしー。 というか貴女、アイリちゃんの知り合いの子だったよね?』[だったら尚更怒れないよねー、と店番は鷹揚に笑った*]