生命《マナ》よ、清浄なる光となれ。 光は槍となりて、闇を払わん。[生命魔法に論理魔法を重ね行く。精密な二重詠唱と共に水晶の触媒が砕け散る。そうして差し伸べる掌の上に形をとるのは、細い光の槍。氷の輝き纏うそれに、自らの魔力《マナ》注ぎ、強めて。] …… くらえ っ…![一条の鋭い光が、金色の髪を持つ男めがけて…否。その背後めがけて放たれた。狙ったのは背後の”目”、そう思われる魔力の塊だ。]