─回想・ベネディクトと─
[ メイン・サロン入り口近辺での銃やら消火器やら
反則技入り乱れての大乱闘。
双方落ち着いてきたのに加え、僕の意識が金馬へと
向いた頃。
ベネディクトが近付き、囁く>>177]
……何だって?
[ 耳打ちして次の瞬間男を見たならば、不信感丸出しだろう。
一瞬ハーランに目を遣り、即座にベネディクトに戻す。
告げられたのは、男の動きが人間の動きではないという証言>>177
思えば最初に叫んでいたのだが>>1:567、当時の僕は
自分のことで精一杯だった。
──ガルーか、と聞こえるように叫んでいたというのに。
それに対しての反応が今まで無かったことを
ベネディクトは疑問に思っただろうか。]