[瞼を伏せ、喉を鳴らし待ち望んでいた赤を、血を舐め取る。腕を抱え込むようにすれば、ギィの身体も傾いだかそのまま項を引き寄せ――自由になっているならば両手で――お返しとばかりに首筋に唇を寄せる] あ、まぁ…い[瞳閉じたまま鼻先で、脈打つ血管を探る様は動物めいて、血を欲する本能そのままに]