[紅茶も欲しいとねだるオットーにティーカップを差し出す。
もしかしたら、ミルクと砂糖も所望されたら入れたかもしれない。オットーに甘えられるのは悪い気はしないどころか、嬉しいと思っているくらいだから。
自分がオットーの役に立てるなら、何でもしたいと思ってはいる。まだオットーが考えていることは分からないから、伝えようがないけれども。
でも、最終的にはオットーの気持ちに任せるつもりだ。]
オットーの紅茶の好みは、このくらいだと思っているが、大丈夫だといいんだけど。
[感想を求めるとはではいかないが、珍しく、少しだけ心配そうに紅茶を飲むオットーを見つめた。]