───いえ、
急ごしらえで、止め切れず…
[>>215タイガからの感謝を受けても、浮かぶのは申し訳なさだけ。
咄嗟だったとはいえ、もっと強い防護が張れなければならなかった。
もっとも、そんな後悔は>>207領主の呼掛けに一旦途切れて]
分かりました。
微力ながら、同行させて頂きます。
[彼の王から名を呼ばれ、共にと言われたならばそれは決定事項。
空に浮かぶ城へと視線を向け、飛ぶ為に術を──と考えた所でずくん、と痛む背に微か歪んだ。
貴重な回復薬は出来る限り使いたくないし、この痛みが収まるまでは堪えるしか無いか。
そんな考えで改めて術を編もうとしたのだが、ふとこちらを見つめる黄金の瞳に気が付いて]