よく出来まし……った!!!
[ぐりぐり、と暫く頭を踏みつけた後に思いっきり踏み潰す。後頭部を強打させ、意識を失わせるように
そうしないと、壊してしまう前に壊れてしまいそうだったから。こういうのは早々に気を失わせた方が早い
一度で意識を手放さないのならば、二度三度と踏みつけようか。それから、全裸の彼女を肩に担いで羽根を広げた。
あんなにも綺麗だった水色の羽根は、泥に塗れて汚れてしまった。これから、もっと黒く染まって貰わなければ――]
ほんじゃ、俺はここらで退散するわ
あぁ、それと……
[飛び立つ前に呆然とする新郎新婦へと向いて。無邪気に笑みを浮かべた。
あんな事をした後なのに、人間と魔族の壁なんて無いように。ただ、無垢な子供が素直に言葉を出すように]