ああ……ええと。
……ウェルシュ、だったか?
どうした、そんな隅の方で。窓際でも中央でも、好きに座ればいいだろう?
[>>136食堂の隅の方。
確か部隊の精霊師だ、と、軽く手を振ってみるが。
……まさか以前の戦で彼女の幼馴染に>>213>>215怪我を負わせていた、などとは、知る由もなく。
所属した時期次第では、女が白づくめの戦士に手傷を負わせた話は聞き及んでいたか。或いは、その場に居合わせただろうか。
いずれにしても。
出自も軽く聞き及んでいれば、その件も含めて。
自分の耳に入る声は、ぎこちないが。不自由をしてはいまいか、掛ける言葉を探りながら*]