それで、なんだっけ。……そうそう、チビ羊な![あまりのパンの美味しさに、その後の予定もうっかり忘れた。つい素で間抜けなことを問いかけて、思い出したと手を叩く]いつも隠れる場所があるんだよ。ここからそんな遠くないぜー、ついてこいよ![言うと、返事を待たずに歩き出した。向かうのは、来た道を引き返すように村はずれの方向。そんな遠くない、という言葉どおりに、少し歩けば羊の鳴き声が聞こえてくるだろう]