[その後、医務室を出ようとした自分へと、シメオンから声がかかった。>>233
ダーフィトには単独行動は控えろと言われたこと>>225は、さらりと煙に巻いたと思ったが、流石鋭い。]
……え、と。
(一人でないとダメって訳じゃないんだけど、……そのせいでシメオンにまで何かあるのは嫌なんだよなぁ。
体調もあまり良さそうにないし。)]
[思わず言いよどむ。うろっと彷徨った視線はどう取られただろう。
しかしすぐに、頷いた。
心細いのは事実だし、それに、逆の立場だったなら、嫌がられても引っ付いていくだろうし。]
……本当は、寝て欲しいんですけどね。
[その呟きは、聞こえたのやら。]