人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


変わり者 アレクシス

 残酷な方と言えば、ソマリがきっと一番ですかねぇ。

 もっと違う出逢い方をしたかったとも思うけれど、それではきっと、言葉を交わすこともなかったのでしょう。
 優しいなどと、随分とふざけた戯言をいただきました。

[誰も聞いていない言葉さえ、捻くれたものしか落とすことができない。
肩から腕へ、脇腹を通り抜け足へと、蔦の支えを借りながら、身体を腕を伸ばす。
ソマリともう一人につけられた背中の傷は、もう治ることはないだろう。]

 あの方には剣がある。剣は主を守る。
 ……ほんの少しだけ、羨ましかったです。

[似て非なる者、決して交わらぬ彼ともう一人の騎士の関係に、眩しそうに目を細めた。
文字を掻き損ねたことに眉を顰め、そろりと舌を伸ばす。
ん、と苦しげな声を漏らしながら、陶器のような肌の上を舐め取った。]

(240) 2014/02/22(Sat) 21:49:21

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby