まだ、終わりませんよ。[もう一歩、そのまま追撃に踏み込んで、彼の肩へ左手を伸ばす。その手に捕まれば、圧倒的な握力が彼の骨を砕かんとするだろう。彼>>232の予測と違ったのは、口から覗く牙が、彼の首筋に突き立てられようとしたことだけ。] ――![叫ばれた声に意識を戻せどもう遅い。ソマリという餌に食いついた愚かな魔物は、クレステッドという剣に大きな隙を見せていた。]