[と、相変わらず元気そうな相棒がばさばさと飛んで近付いてきて、懸命に何かを伝えようと鳴き始めた]……ん?あっちの方に探し求めてるやつがいる? ――ってウンブラは言ってるけど、本当だよね?[たまたまこっちの方に向かってただけの少年としては初耳だ。自然とアイリの方にも確認を求めるように視線を向けてから、また考える。少年としては誰かと競うつもりはないから、出す答えはひとつ]