人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


魔王 テオドール

― 魔王の天幕 ―

 ……ウェルシュか。

[ 足音を聞いて、テオドールはゆっくりと顔から手を離した。
 人払いをしていたのに物怖じもせず、無邪気かつずうずうしく入りこんでくる人間は、他におるまい。
 それでもつい許してしまうのは、犬にまとわりつかれているような気になるせいだろう。
 ひと噛みで人を殺せる、実に凶悪な犬だが。 ]

 ベリアンから使いを言付かった?

[ ベリアンの警告>>205を聞いて、小さく噴き出した。 ]

 成程。確かにそれは俺が頼んでいたものだろう。
 ……外の荷車だな。

(240) 2014/03/29(Sat) 22:45:01

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